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東西宗教交流学会は 1980年 6月、ハワイ大学で開催された第一回 East-West Religions in Encounter 国際学会に刺激され、土居真俊氏の発議によって設立されたものである。会員は総員 62 名ほどの小さな学会であり、発題者は東西宗教、とくに仏教側とキリスト教側との交流を学問的な概念化を通して遂行しようとする、きわめてユニークな学会である。東西宗教の学問的交流のため米国の Society for Buddhist-Christian Studies と協力関係にある。学術大会は、年一回(夏)で開催される。学会発表および討論は学会の学術雑誌『東西宗教研究』に刊行されている。

  1. イエスの言葉/ 禅の言葉

    上田閑照「イエスの言葉/禅の言葉」森 哲郎「上田先生の西田解釈と『言葉』への着眼」八木誠一「対話への道程.」井上克人「『対談評釈――イエスの言葉・禅の言』によせて」松岡由香子「ゴータマの言葉とイエスの言葉の比較について.」

    『東西宗教研究』 第11号、2021年

  2. 「宗教と社会」 2010年8月30~9月1日

    八木洋一「宗教と社会――場所論的コミュニケーション論の試み」 菅原伸郎「七地沈空からの脱出」 木村清次 「ヨブ記における応報思想と自然法」 渡邉 学「仏教とキリスト教が<新宗教>だったとき――新宗教研究における発生論的視座をめぐって」 河波 昌「大乗仏教神秘主義について」

    『東西宗教研究』 第10号、2011年

  3. 「宗教哲学の可能性」 2009年8月31~9月2日

    鶴岡賀雄「〈神秘主義〉は〈西欧キリスト教〉的か?――十字架のヨハネの「神秘的」祈りの読解から」 清水大介「ヴィリギス・イェーガーと東西の霊的叡知の統合の試み――キリスト教神秘主義と禅」 竹村牧男「仏教と神秘主義―禅と密教を中心に」 安永祖堂「禅体験とキリスト者――八木誠一先生のカッセル車中体験をめぐって」

    『東西宗教研究』 第9号、2010年

  4. 「宗教哲学の可能性」 2008年9月1~3日

    氣多雅子「現代世界における思索のかたち――ブラフト神父の京都学派への期待と失望に面して」 花岡英子「宗教哲学の新しい可能性を求めて――根本経験と哲学の転換を介して」 Peter Baekelmans 「大乗起信論における信仰思想」 金 承哲「宗教と科学に面してのキリスト教神学」 八木誠一「宗教哲学の可能性――キリスト教の観点から」

    『東西宗教研究』 第8号、2009年

  5. 「ヤン・ヴァン・ブラフト先生を偲ぶ」 2007年9月10~12日

    J・ハイジック「ヤン・ヴァン・ブラフトの著作における宗教思想」 西村恵信「ヤン・ヴァン・ブラフトのの西谷哲学理解」 星川啓慈「宗教観対話における言語の問題」 延原時行「宗教観対話と文明間対話」 田中 裕「無の哲学と歴程の神学」

    『東西宗教研究』 第7号、2008年

  6. 「反省と展望」 2006年7月26~28日

    「東西宗教交流学会の意義について」 河波昌「東西における無限円(球)の世界――とくに大乗仏教におけるその成立と展開をめぐって」 八木洋一「東西宗教交流学会 その25年の回顧と展望――方法論的反省を塾にして」 氣多雅子「東西宗教交流学会の特質とその意義――宗教哲学の支店から」

    『東西宗教研究』 第6号、2007年

  7. 「絶対者の人格性と非人格性をめぐって」 2005年7月20~22日

    花岡英子「キリスト教と仏教における〈絶対の無限の開け〉」 八木誠一「新約聖書における場所論(非人格的神学) 竹村牧男「仏教における絶対者の人格性および非人格性をめぐって」 田中裕「絶対者の人格性と非人格性とめぐって――人格的なるものともっとも普遍的なるもの」

    『東西宗教研究』 第5号、2006年

  8. 「上田閑照氏の思想」 2004年7月20~22日

    上田閑照「私の思索」 八木誠一「場所の記号化について:批判への応答と記号化の応用」 松岡由香子「仏教・キリスト教からみた《場所-二重世界内存在》」 橋本裕明「タウラーにおける宗教間対話の可能性――日本のエックハルト受容との関連において」

    『東西宗教研究』 第4号、2005年

  9. 「身と場:東西交流の観点から」 2003年7月22~24日

    本多正昭「身より場へ」 河波 昌「浄土と身体」 花岡永子「東西における身体論」 八木誠一「場所論序説」

    『東西宗教研究』 第3号、2004年

  10. 「宗教と身体 (I)」 2002年7月22~24日

    頼富本宏「真言宗における身体観」 小坂国継「西田における身体の問題」 八木誠一「一の〈座)としての身体――場所論の記号的表現について」

    『東西宗教研究』 第2号、2003年

  11. 「自然ということ」 2001年7月23~25日

    上田閑照「自然をめぐって」Ⅰ 田中裕「自然ということ」 河波昌「形相、空、自然」 上田閑照「自然をめぐって」Ⅱ 谷口正子「inculturation についての試論――宮沢賢治の作品をめぐって」

    『東西宗教研究』 第1号、2002年

  12. 会員による研究発表 2000年7月24~26日

    奥村一郎「霊性の遍歴――仏教からキリスト教へ」 花岡永子「21世紀に向けて――霊性の問題」 八木誠一「対話の行論への展開」 小林圓照「マーヤー夫人とマリア」 高田信良「終末論と末法観」

    『大乗禅』 2001年/4-5

  13. ユング――自己・霊性・自然 1999年7月21~23日

    渡邉 学 「ユングと自己」 J.ハイジック 「ユング・キリスト教・仏教」 堀尾 孟 「霊性と自然」

    『大乗禅』 2000年/4-5

  14. 小野寺功氏の聖霊神学をめぐって 1998年7月21~23日

    小野寺功 「西田哲学から聖霊神学へ」 小野寺功 「聖霊と三位一体論再考」 村本詔司 「スピリチュアリティと現代――キリスト教と仏教と無宗教の接点」

    『大乗禅』 1999/4-5

  15. 阿部正雄氏の立場をめぐって 1997年7月22~24日

    阿部正雄 「阿部氏の基本的立場について」 阿部正雄 「ケノーシス的神への展開」

    『大乗禅』 No.882, 1998/4-5

  16. 西谷啓治研究―シカゴ国際大会に向けて 1996年7月17~19日

    堀尾 孟「西谷啓治における哲学と宗教」 J.ハイジック 「西谷の外国における評価」 花岡永子 「西谷哲学におけるキリスト教と仏教」 八木誠一 「仏教哲学と新約聖書神学」 橋本裕明 「西谷の「空」とタウラーの神秘主義」 大峯 顕  「西谷における空の概念 武田龍精 「宗教・哲学・科学」

    『大乗禅』 No.871, 1997/5-6

  17. 西谷啓治研究 1995年7月24~26日

    石田慶和 「西谷宗教哲学概観」 上田閑照 「西谷啓治の哲学史上の位置」 J ・ヴァン ブラフト 「西谷啓治の海外での評価」 長谷正當 「西谷とニヒリズム」 延原時行 「歴史・人格・倫理」

    『大乗禅』 No.859, 1996/5-6.

  18. 空・神・死 1994年7月18~20日

    梶山雄一 「空と輪廻」 八木誠一 「神」 西村恵信 「空と死」 J. ヴァン ブラフト 「死と空と神」

    『大乗禅』 No.848, 1995/6-7. Buddhist-Christian Studies 1994, p. 203.

  19. 唯識研究――通念の克服(転識得智と感覚の回復) 1993年7月19日~21日

    J.ハイジック 「五感の恢復――時代の禁欲主義に抗して」 奥村一郎 「暗夜」の霊性――十字架のヨハネ 横山紘一 「阿頼耶識の浄化」 竹村牧男 「唯識と〈東洋的個〉――縁起の思想と場所の哲学

    『大乗禅』 No.837, 1994/6-7, No.838, 1994/8-9

  20. 西田哲学との対話 1992年7月20~22日

    上田閑照 「西田哲学の根本的立場」 秋月龍珉 「禅と西田哲学」 大峯 顕「逆対応と名号――西田哲学と浄土真宗」 小野寺功 「西田哲学から聖霊の神学へ」 八木洋一 「言葉の受胎とその場所の構造」 田中 裕「キリスト教と仏教の邂逅と創造的転換の哲学」

    『大乗禅』 No.827, 1993/7-8, No.828, 1993/9-10 Buddhist-Christian Studies 1993, pp. 235-237

  21. 浄土教とキリスト教 1991年7月22~24日

    坂東性純 「浄土教の本来性」 J・ヴァン ブラフト 「空の思想と浄土教」

    『大乗禅』 No.814, 1992/5-6, No.815, 1992/7-8 Buddhist-Christian Studies 1992, pp. 231-232

  22. 会員による研究発表 1990年7月23~25日

    八木洋一 「コミュニケーションとしての「宗教」と「文化」」――ソシュール=丸山圭三郎理論と八木誠一における直接経験についての覚え書き J・ハイジック 「象徴の機能を再考して」 田中 裕 「場所の論理と宗教の批判」 川村永子 「真実在における言葉の問題―自己同一の視点から」

    『大乗禅』 No.801, 1991/3-4, No.803, 1991/6-7

  23. 禅と浄土教 1989年7月24~26日

    上田閑照 「禅の眼目」 寺川俊昭 「浄土教の眼目」

    『大乗禅』 No.793, 1990/6-7

  24. 可逆不可逆の問題・東西霊性交流 1988年7月25~27日

    本多正昭 「可逆不可逆の問題(1)」 本多正昭 「可逆不可逆の問題(2)」 奥村一郎 「東西霊性交流をめぐって 」  

    『大乗禅』 No.780, 1989/5-6

  25. 諸宗教間対話の神学 1987年7月20-22日

    土居真俊 「意味論」 土居真俊 「神学方法論」 土居真俊 「対話の神学試論」  

    『大乗禅』 No.769, 1988/6-7

  26. 原始仏教、大乗仏教とキリスト教 1986年7月21~23日

    玉城康四郎 「原始仏教について」 玉城康四郎 「大乗仏教について」 玉城康四郎 「仏教とキリスト教」

    『大乗禅』 No.756, 1987/5-6; No.760, 1987/10

  27. キリスト教と仏教の接点 1985年12月24~25日

    西谷啓治 「キリスト教と仏教の接点(1)」 西谷啓治 「キリスト教と仏教の接点(2)」

    『大乗禅』 No. 746, 1986/7

  28. イエスと禅 1984年23~25日

    常盤義伸 「キリスト教と覚者の宗教との神学的出会い」 八木誠一 「イエスと禅(1)」 八木誠一 「イエスと禅(2)」

    『大乗禅』 No.724, 1985/4-5

  29. 久松禅学と浄土真宗 (1983年7月25~27日)

    滝沢克己 「神と人との第一義の接触と第二義の接触について」 滝沢克己 「久松禅学について」 滝沢克己 「カール・バルトの神学について」

    『大乗禅』 No.711, 1983/2, pp.3-49 Buddhist-Christian Studies 1983, pp. 119-120

  30. 滝沢克己の神学 1982年7月26~28日

    常盤義伸 「キリスト教と覚者の宗教との神学的出会い」 八木誠一 「イエスと禅(1)」 八木誠一 「イエスと禅(2)」

    『大乗禅』 No.711, 1983/2, pp.3-49; Buddhist-Christian Studies 1983, pp. 119-120