宗教と文化

諸宗教の対話

南山宗教文化研究所編

人文書院(京都)、1994年.

第8回南山シンポジウムは、その成果を1978年から1991年まで南山宗教文化研究所の所長をつとめたヤン・ヴァン・ブラフト師のFestschrift(記念論文集)として出版すべく企画された。議論の焦点は、「諸宗教間対話」の意味、諸宗教の現代史におけるその役割、さらにその将来への展望にあてられた。仏教、神道、キリスト教の学者たちが集まり、実にさまざまな立場—-諸宗教間対話の内に潜んでいるキリスト教的な偏見を批判する立場から、諸々の世界宗教が統合されることを祈る立場に至るまでのあらゆる立場—-からこれらの問題を考察した。他方で参加者は、宗教の伝統が多元的であるということのみならず、これらの伝統が互いに協力するための形式が複数存在するとい点でも一致して賛成意見を述べている。

  • J・W・ハイジック「オリエンテーション――諸宗教対話の反省と展望」
  • 上田閑照「宗教と文化」
  • ヤン・ヴァン・ブラフト「諸宗教対話の諸問題」
  • 山折哲雄「『宗教的対話』の虚妄性――『宗教的共存』との対比において」
  • 島薗 進「現代宗教の社会的役割と対話」
  • 上田賢治「宗教間対話の反省と展望」
  • 岡野守也「諸宗教間の対話か融合か」
  • 八木誠一「仏教とキリスト教の対話――直接経験の諸相」

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