神道とキリスト教

宗教における普遍と特殊

南山宗教文化研究所編

春秋社(東京)、1984年.

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第4回南山シンポジウムは神道とキリスト教のそれぞれの多様性を代表する著名な学者を集め、この両者の間でおそらく日本で最初の正式な対話を行った。議論は、一つの宗教の伝統を ある特殊な民族的ないし文化的集団と結びつけ、しかも同時に近代世界における宗教にとって本質的であると思われる普遍性を保存するという問題に集中した。

また神道側からは、キリスト教にみられる「土着化」(inculturation)に対する関心や宗教多元主義への傾倒について諸々の厳しい問いが提起された。しかしながら、参加者たちは、「普遍」と「特殊」がキリスト教と神道のいずれに対しても、それぞれ比率は異なるにせよ、いずれにも妥当するカテゴリーであるという点では一致した。

  • ヤン・ヴァン・ブラフト「オリエンテーション」
  • 上田賢治「神道における普遍と特殊」
  • ヤン・スィンゲドー「カトリックの伝統における普遍と特殊」
  • 幡掛正浩「宗教における普遍と特殊――井上洋治神父の『顔』を問題の手掛かりとして」
  • 幸 日出男「キリスト教における普遍と特殊」
  • 島薗 進「初期新宗教における普遍主義――習合宗教の流れの中で」