キリスト教は仏教から何を学べるか

The Dialogue Among Religions

南山宗教文化研究所編

法藏館、1999年. 312 pages

本書は、1997年3月24~26日の3日間、南山大学南山宗教文化研究所において「キリスト教は仏教から何を学べるか」というテーマのもとに行われた第10回南山宗教文化研究所シンポジウムの成果を編集したものである。

本書の特徴は、キリスト教の哲学や神学を志しながら、強く仏教にひかれ、仏教や西田哲学の影響を受けたキリスト教徒の参加者が主になって、キリスト教が仏教からいったい何を学ぶことができるかを根本的に問い直したことになる。日本のキリスト教にとって文化的な受肉、文化内在化が長年の課題とされてきた。21世紀の到来を前にして、その成果と評価をここにまとめておこうというのが本シンポジウムの趣旨である。

「…本書は、〈宗教対話〉の議論の蓄積をまとめつつ、さらに、より広く、より深い議論への示唆を与えてくれている。〈キリスト教と仏教〉に関わる宗教対話のみならず、多くの宗教相互の対話、さらには、〈宗教との対話〉という関心にも、本書は有益な示唆を与えるであろう。」

高田信良(龍谷大学教授)

「この領域がアカデミズムの閉鎖的風土とは無縁に発展してきたという事実を思い起こせばよいのだ。つまり本書が多くの読者を得て、彼らを新たな宗教対話の場へと導き出してくれるかもしれないのである。

寺尾寿芳 (『思想の広場』14)

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