成田山大阪別院の中庭にて四国を巡る

ナビゲーション

カテゴリーの写真に戻る 巡礼

写真ライブラリーに戻る

内容説明

四国のような主な巡礼を再現した小豆島のような地方の巡礼にくわえ、ほかにも多数の地方色をもった写し巡礼がある。そうした霊場は西国や四国のような場所へ旅することのできない人に、巡礼をもたらしている。これらは、徳川時代の中期における地方版の巡礼形態から、後に地域や村落を拠点とした写しへ、徳川時代後期からは寺院の中庭に作られたずっと小さな型へと発展した。

  そこには、「砂踏み」の考えがある。砂踏みでは、主要な巡礼地から取ってこられた砂を入れた小袋が、巡礼そのもののミニチュアを作るために用いられた。四国の砂踏みでは、88体の小さな像が、一列に、あるいは寺院の中庭の周囲に並べられる。それぞれの像は四国寺院を相当し、当該寺院から取ってこられた砂の子袋は、各像(つまり寺院のレプリカ)の前に置かれることになる。したがって、作られたミニチュアのまわりを歩くことで、人々は実際に四国と88ヶ所の寺院の土の上を歩き、ミニチュアの巡礼をおこなうことになるのである。砂踏みの写し巡礼のある多くの場所では、「実際の」四国と同じ御利益があると主張する。また、こうした巡礼させることで、人々に「実際の」巡礼への興味をもたせる方法とも考えられている。

  これは、そうした「砂踏み」形式の小さな写しの一例である。それは、大阪府香里園の成田山大阪別院にある。ここには、88ヶ所のとても小さな「寺院」が一列になっていて、それぞれが四国八十八箇所霊場寺院のひとつひとつに相当している。各「寺院」の前の石の下には、対応する四国寺院の中庭からもってきた砂がある。こうして、寺院の列に沿って移動する人々は、四国遍路を「歩いて」いるのである。これは、1987年、寺院の特別行事で、多くの人々が砂踏みを行っていたときに撮影された。

   四国遍路の詳細については、最初の「関連写真」をクリック。一般の写し巡礼についての詳細は二つ目の、百貨店での「砂踏み」型の巡礼の写真については、三つ目の「関連写真」をクリック。

写真者

Ian Reader

ダウンロード

高精度(印刷用)
1200px JPEG

関連写真