異文化から見た日本宗教の世界

P・スワンソン、林 淳(編)

法藏館 2000年. 302 pages

近代的な工場に祀られた神、水子供養の意味、キリスト教徒と祖先崇拝、日本人は果たして現世主義的か、宗教儀礼とジェンダーなど、海外第一線研究者による、日本人の知らない日本宗教の諸相を描き出す。Japanese Journal of Religious Studies誌より精選した9本の論文を編訳した日本語オリジナルの論文集。編者による序文と、各論文についての解題を収録。

「日本人の読者にとって、本書はいろいろな読み方ができる。ひとつは、海外の研究者の着眼や洞察を謙虚に「学ぶ」という読み方であろう。国内の研究者には気づかない新鮮な視点や発想を見つけることができる。同時に、外国人の学者たちが、日本宗教に関する情報や研究成果を、英語圏の仲間たちにどのように伝えているか、という点に関心を置いた読み方もできる。それは彼らの日本研究というフィルターを通して、彼ら自身の「文化的視座」を覗く機会にもなる。本書には、そうした様々な読み方を可能にしてくれるような、良質の研究が数多く含まれている。」

池上良正、『週刊読書人』

「おそらく、本書は一般の書店や図書館で、日本の宗教に関心をもつ多くの市民が手にとり、また学校の授業用のリーディングスとしても活用されていくことだろう。そのさい、本書にあらわされた日本宗教をめぐるさまざまな問題提起が広く社会に共有され、それを前提とした議論がさらに一般社会から研究者への要請としてフィードバックされる、といった相互作用が深められていくことを、期待したい。また、本書を生み出した母体であるJJRSが、日本人研究者にも一層注目され、さらに発展することを願ってやまない。」

黒崎浩行、『宗教研究』

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