絶対無と神
西田・田辺哲学の伝統とキリスト教
春秋社(東京)、1981、1986年.
南山宗教文化研究所の第3回シンポジウムは、キリスト教の哲学者や神学者と仏教の学者との間で共有される関心事を討論するために、京都学派の哲学に関する主要な学者を集めて開催された。この書物は、京都学派や、現代日本におけるキリスト教と仏教との出会いについて学ぼうとする者にとって必須の参考資料である。
- ヤン・ヴァン・ブラフト「オリエンテーション」
- ハンス・ワルデンフェルス「現代世界史におけるキリスト教と仏教との対話」
- 上田閑照「西田哲学における宗教理解について」
- 武藤一雄「非神話化――自然神学の問題と関連して」
- 西谷啓治「仏教における『向上』の立場」
- 武内義範「田辺哲学と絶対無」