宗教間対話に導かれて

京都学派・仏教・キリスト教

ヤン・ヴァン・ブラフト著 (金 承哲・寺尾寿芳編)

南山宗教文化研究所.

45年以上の長きにわたって、ヤン・ヴァン・ブラフトは日本における宗教間対話を主導してきた。その間、多くの著作を残したが、そのほとんどはキリスト教と日本仏教との知的にして霊性の深みに根差した出会いを扱っている。本書『宗教間対話に導かれて』は、偉大な伝統同士の間、哲学と神学の間、教理と現実の間、そして神秘と日常の間を架橋しようとしたヴァン・ブラフトの、日本語による著作を集成したものである。本書の基調をなすのは、宗教を信じる者が自らの宗教を省みる際、すでに出来上がったシンボルや教説に注目するだけでは不十分であり、人間社会という一層広い視野が欠かせないという主張である。

Errata in the 1st printing.

A volume of Van Bragt’s English essays is also available.

ヤン・ヴァン・ブラフト(Jan Van Bragt)師
1928年5月26日、ベルギーのシント・アントニウス・ブレヒトで生まれる。一九四六年にベルギーの淳心会(「マリアの汚れなき聖心会」C.I.C.M.)に入会し、1952年にカトリック司祭となった。1961年、ルーヴェン・カトリック大学で哲学博士学位を取った後来日し、堺カトリック教会助任司祭、淳心会日本管区長を務めた。
師は、南山宗教文化研究所所長、教皇庁諸宗教対話評議会評議員、東西宗教交流学会会長を歴任しながら、東西宗教の対話や霊性交流に献身した。2007年4月12日帰天。「カトリック淳心の家」(兵庫県姫路市仁豊野)に永眠している。

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